運営会社ブログblog

新人教育の工夫投稿日 : 2017年1月23日 (月曜日)

新人教育の工夫

最近、立て続けに人材募集中の鍼灸院・鍼灸整骨院を訪問しています。

採用や募集の状況についてお話して頂きつつ、研修も含めた人材教育についてもお伺いし、治療院としてのお考えや実施状況も理解した上で、人材のマッチングに努めたいという考えだからです。

 

 

 

治療院を経営している方の多くは、ご自分で専門学校などを回っている方が多いので、最近の学生さんの状況もよくご存じです。

 

皆さん、「学びたい学生が多い」、「研修について質問を受けることが多い」という印象を持っていらっしゃいます。

 

また、就職活動中の学生さんとお話しても『その治療院で働くことで何が学べるのか』を就職先選びのポイントにしている方が多いです。

 

実際、研修内容を工夫し、勤務時間の中で様々な研修が受けられるようにしている治療院はとてもたくさんあります。

研修内容も、治療法についてのディスカッションから栄養学、コミュニケーションを学ぶものまで幅広く、外部講師を招いていることも少なくありません。

 

研修内容もご勤務中スタッフからどんな内容の研修を受けたいかヒアリングしたり、他の院がどんな研修をしているのか積極的に情報収集をしたりと、研修を実施する皆さまもいろいろご苦労なさっているようです。

 

働いているスタッフのためになるよう、いろいろな施策が実施されているのは、働く環境としてとても素晴らしいことだと思います。

 

 

その一方で、『学びたい』という受動的な姿勢ではなく、『技を盗んでやる』という貪欲な姿勢を評価したいというお考えの経営者の方もいらっしゃいます。また、『仕事をしに来ているのか学びに来ているのか』といったことをお話になる方もいらっしゃいます。

 

≪仕事≫に向かう姿勢としては、「ごもっとも」と言わざるを得ないご意見です。

 

 

 

≪学ぶ≫のか≪働く≫のかはいろいろなところで、様々な意見が出ていますし、私も職業柄このテーマに関するたくさんの意見に触れてきました。

また、短期間での転職を繰り返している方の中に、学生としての学びと社会人としての仕事が一続きになって、自分の立ち位置や目標がはっきりしていない方も一定数いらっしゃいます。

特に、鍼灸業界は学校を卒業して資格を取得した後も、学びが必要な業界でもありますので、学びたい姿勢が必要ないとは思いません。

しかし、これから就職活動をする学生の皆様は、ぜひ、何を学べるかだけではない、就職活動の指標を持っていただきたいと思う今日後の頃です。