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自分でできるツボ押し④眼精疲労解消投稿日 : 2018年3月22日 (木曜日)

自分でできるツボ押し④眼精疲労解消

昨夜はよく寝たはずなのに、朝スマホの画面を見ると視界が何となくぼんやり。
慢性化して慣れてしまいがちな「目の疲れ」は、放っておくと深刻な不調を引き起こすこすことも。
今回は、眼精疲労を緩和するツボをご紹介します。

暖かい日も増えてきて、分厚いコートをしっかり着込んでいた時期に比べると
肩や身体全体にかかる負担も減ってきましたね。

春の訪れとともに身体も心も軽やかにいきたいところですが、
電車に乗っていると朝から眉間にしわをよせてスマートホンとにらめっこの方を少なからず目にします。
気づくとご自身がそうなっているという方もいらっしゃるのでは?

 

長時間同じ姿勢で過ごす日々に、よく感じる不調として、「目の疲れ」をあげられる方が多いです。
パソコンで作業をしたり、移動中やオフの時間もスマホを見たりする生活に
「目が疲れても仕方ない」と思いがちですが、放っておくと深刻な不調を引き起こすこともあります。

 

目のピント調節は、目の中にあるレンズ(水晶体)の厚みを調節する筋肉や目を動かす筋肉がおこなっています。
手足と同じように「筋肉」ですから、酷使すれば当然疲れます。

 

1~2晩よく眠ればたいてい回復する、かすみ目や充血は“疲れ目”の症状。
この“疲れ目”を放置すると、目を動かす筋肉の硬直が全身の筋肉に伝わり、
血行不良による肩コリや頭痛、吐き気のほか、軽い鬱症状にまで進行することもあります。
目の疲れを引き金にして起こるさまざまな不調のことを「眼精疲労」といいます。

 

深刻な不調を引き起こさないためにも、日頃から目の疲れをケアする習慣をつけておくことが大切です。

「目薬」を持ち歩いて差すのもいいですが、目の筋肉を動かしたり、休ませたりするのが最も簡単なケアです。
たとえば、気づいたときに遠近を交互に見る、休憩のときに1分間目を閉じるなど、ちょっとしたことでも疲労は回復します。

 

それに加えて、次にご紹介するツボをあわせて刺激したり、
瞼や首元を温かいタオルで温めたりするとさらに疲れは和らぎますよ。

 

●攅竹(さんちく)

場所は眉頭(眉毛のいちばん内側)のすぐ下にあるくぼみです。

心地よさを感じる程度の強さで押してください。
眼窩(目のくぼみ)を押さないように気を付けてくださいね。
眼圧が高くなり逆効果です。

老眼の予防や頭痛の緩和、瞼の痙攣にも効果があります。

 

●太陽(たいよう)

場所は、目尻から指2本分外側で、こめかみよりやや内側のくぼみにあります。

デスクに肘をついてもいいので、両手の中指で両サイドから心地よさを感じる程度の強さで押します。
目の周りの筋肉への効果が高いツボなので、強い刺激は×。力の入れすぎには十分注意してください。

眼精疲労からくる頭痛の緩和にも一役買ってくれます。

近眼と老眼にも効くツボです。

 

●風池(ふうち)

後頭骨の下のくぼみから2~3cmほどの左右、髪の生え際よりも少し上です。
肩こり持ちの方は、辛いときにご自分で無意識に手をやっている場所のひとつかもしれません。

眼精疲労だけではなく、頭痛・肩こり・不眠・二日酔いにも効く万能なツボなのです。
ただし、高血圧の方は脳圧が高まる危険があるため、あまりお勧めしません。

ツボを頭の方へ押し上げるように指圧すると筋肉の緩みが早いようです。
少し後ろのほうにかたむけながらツボを押します。
目の周りに比べて大きな筋肉なので、気持ちいいと思うくらい押しても大丈夫です。

 

 

眼精疲労やそれが原因となる頭痛で勉強の効率が落ちてしまう前に、
ご自身のお身体に1分ずつでも投資してみませんか?